【 自己啓発 】 聞く・書く・話す についてPart2 ~書く力 ~
文章を書くのが苦手な方には特徴があります。
それは、「 すべてを伝えようとする 」ことです。
Part 1では
『 聞く・書く・話す 』のテーマについて
特に、「 聞く力 」に焦点を当てて、
実体験を踏まえながらご案内させていただきました。
今回、Part2では
業務のオンライン化が進み、文字を使って
コミュニケーションを取る機会が増えている今、
書こうと思っても中々書けない、手が進まずかたまってしまう。
そんな悩みを持つあなたに、
なぜ? 「 文章が書けない 」のか、その理由と
伝えたい相手に、伝えたいことが届く文章を書くために
「 書く力 」に注目してご紹介させていただきます。
文章が書けない理由
言葉にできないことは考えていないのと同じなのです。
缶コーヒー・ジョージアのCM「 世界は誰かの仕事でできている。」で有名な
コピーライターの梅田悟司氏は、言葉にできない状態をこのように言います。
( 引用元:WEB電通報|『 言葉に出来ない』ことは『 考えていない 』のと同じである )
考えを文章にできない人は、たとえ考えているつもりでも、
インプットして満足している状態でアウトプットが出来ていないのです。
それは、「 思考の整理 」が出来ていない状態で、「 思考の整理 」は
アウトプットして初めて形になります。
頭の中にあるものは「 靄( もや )」にすぎない
あなたのなかで言葉にすらならない考えのようなものが渦巻いているとすれば、
それは頭の中にある “もや” かもしれない
こう語るのは、『 「 9マス 」で悩まず書ける文章術 』の著者山口拓朗氏です。
頭の中にある“もや” も言葉にして初めて文章にする材料になると言います。
私達が文章を書く上で最初にすることは
言葉に出来ていない考え“もや” の状態を整理して、文章に整える材料を増やすことです。
それでは、文章に整える材料の過程を説明していきますね。
文章を書く 書く力とは
「 書く力 」の定義は、人によってさまざまだと思いますが
私は、書く力とは「 自分が考えていること、思っていることを文章にして表現する能力 」だと考えています。
自分が思っていることを書いて表現するには
思考力や表現力などの能力が必要になります。
そのために、書く力を養うことは
集中力や思考力などの
さまざまな能力も同時に養うことにつながります。
書く力を自然に伸ばす方法 3つ
① 主語と述語と構成を意識する
文章における基本は「 主語 」と「 述語 」です。
この構成がしっかりしていると、文章はとても読みやすく、わかりやすいものになります。
② 文章をたくさん書いて書くことに慣れる
最初は、細かいことは気にせずに
とにかくたくさん書いて、書くことになれましょう。
楽しんで書き続けられるようになる状態を作ることが重要です。
ここで、孔子の言葉を贈ります。
天才は努力する者には勝てず、
努力する者は楽しむ者に勝てない
③ 文章を限られた文字数で要約する
①・②を実践して書くことに慣れると
自然に綺麗にまとめられるようになります。
慣れてくると、ニュースや社説などを
限られた文字数で要約する事ができ
効率よく相手に情報を伝える事ができるようになります。
そして、書く力をつけるために
「 文章力 」に付いて理解を深めましょう。
文章力とは
文章力とは、読み手が行動したくなる文章を書く力です。
読む相手をイメージし、相手にどう行動して欲しいのか考え、
工夫し、理解しやすいように文章を届ける。
あくまでも「 読み手 」を大切にして、自分が伝えたいことではなく
❝ 相手にとって必要な情報をわかりやすく伝える ❞
これが「 文章 」というツールの目的です。
それが「 文章 」の魅力であり、本質ですね。
私も義務教育で、書くことを学んできたものの
本質的な『 文章力 』を学ぶ機会がなかったと
社会人になって痛感しました。
” 書くためには、まず「 何を書きたいのか 」を
はっきりさせなければなりません。自分は誰に何を伝えたいのか、文章を書き始める前の「 設計 」の段階です。
設計なしに家が立つことがないように ”
こう述べるのは
「 誰も教えてくれない 書くスキル 」の著者 芝本 秀徳 氏
このブログを読んでいる皆さんは
「 少しでも良い文章を書きたい 」と思われているはずです。
良い文章とは
相手に伝わる文章のこと
その為には、伝わるために考えを頭の中で整理する事です。
自分の頭の中の考えを整理して伝えてることで、説得力が増します。
伝わるための3つのポイント
- 何かと比較できることで考える
- 根拠を示す ( 根拠とは理由を具体的に説明する情報 )
- 理由と根拠を複数書く
自分の頭の中を整理する道具として、フィッシュボーン図が便利です。
例えば、『 コンビニは便利 』ということを伝えるとします。
この場合、スーパーと比べて便利な理由を考えてみます。
- 営業時間が長い
- 取り扱う種類が豊富
- 色々なサービスが使える
- 身近にある
この理由を、具体的に説明できる情報を調べます。
これが、根拠となります。
これを、PREP法で文章にしていきます。
PREP法とは
PREP法とは
Point :要点( 結論・主張 )
Reason: 理由( 結論にいたる理由・主張する理由 )
Example: 根拠・具体例( 理由に説得力をもたせる事例・データ・状況 )
Point :要点( 結論・主張 )
赤い頭文字を組み合わせて、わかりやすい構成をあらわした型
これをPREP法と言います。
PREP法のメリット
1 伝わりやすい
結論を最初にもってくるので、「 何の話をするのか 」がわかります。
2 わかりやすい
自分の頭の中が整理されていて
結論ファーストなので、聞く側も理解しやすくなります。
3 説得力が増す
結論を述べて、その理由と根拠をいくつも示し、最後に結論で
まとめるので説得力が増します。
PREP方をまとめると
結論にいたる理由を明らかにし、理由に説得力のある具体例・根拠を示し、
最後にもう一度要点を述べる構成です。
まとめ
「 書く力 」は全体像を俯瞰して見ることができ、枝葉の部分を理解して伝え
「 具体的でわかりやすい 」が身につきます。
今回、ご紹介した内容を参考に
ビジネスに役立つ「 書く力 」を身につけることで
わかりやすい言い回しや文章の心地よいリズムなども理解でき
「 伝え上手 」を目指していきましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
皆さまの幸せを
心より信じ願っていますね🍀
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