【 料理人でもわかる 】行動経済学をバイアスの視点から簡単にわかりやすく解説!

2024年8月3日

行動経済学を簡単に説明画像

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行動経済学とは、簡単に説明するとお金をどのように使うかについて研究する学問です。

私たちはお金を使うときに、自分の判断に対して都合良い考えや勘違いをしてしまうことがあります。

これは、心理的バイアスと呼ばれ自分の間違った思い込みや判断で人々が誤った判断をしてしまう原因となる心理的な傾向のことです。

 

こんにちは!

料理人になり、独立開業して15年になるよしさんです。

行動経済学を、自分に対して都合の良い判断や勘違いをする心理的バイアスを紹介しながら説明していきます。

 

✅ この記事の内容

● お金の使い方に影響を与える心理的バイアス5つ

● 損失回避のバイアス

● 類似性のかたより

● 確証バイアス

● 優越バイアス

● 現在の快楽バイアス

 

 

お金の使い方に影響を与える心理的バイアス5つ

認知

心理的バイアスはお金を使うときに様々な影響を与えます。

心理的バイアスを理解することで、お金を使うときの意思決定や
行動に影響を与えるものが何かを明らかにすることが出来ます。

賢いお金の使い方を学べば将来的に必ず役に立ちます。

それでは主な、心理的バイアスを5つ紹介します!

 

損失回避のバイアス

「 損失回避バイアス 」とは、人が何かをするとき、失敗や損失を避けうとする傾向のことです。

例えば、あることをするとチャンスがあるけど失敗する可能性がある場合、多くの人は恐れてしまい、何もしないことがあります。

でも、その行動をしなかったことによって、良いことを逃してしまうことに

 

例えば、お金を使う場合に、「 これはいいものだけど、もう少し高いから買うをやめよう 」とか、「 まぁ、これはイマイチだけど、安いから買っちゃおうかな 」というように、値段に惑わされることがあります。

つまり、損失を回避して失敗を避けようとするために、買い物や決定に関する判断が歪んでしまうということです。

類似性のかたより

「 類似性のかたより 」とは、過去の経験や情報をもとに、似たような状況で同じように行動することを好む心理的傾向のことです。

「 類似性 」とは、何かに似ている点があることを指します。例えば、他人と自分に何かに似ている点があると、その人に親近感を感じたり、信頼を寄せたりしやすくなります。逆に、何か似ていないと、その人との関係を築くのが難しくなることも

こんなことありませんか?

アイスクリームを買いに行くときにいつも同じ味を選んでしまうことや、新しい商品よりも定番の商品を選んでしまうことです。

 

これは、「 安心感 」を求めるからです。

 

過去に対して、好きだったものや良かったと思ったものには、信頼を置き、失敗をしたくないという損失回避の心理が働くため、同じようなものを選ぼうとするのです。

お金を使う場合にも、同じような商品やサービスにこだわって、安くても良くないものをを買ってしまうことがあります。

しかし、類似性にとらわれすぎると、自分に合わない商品も買ってしまい、本来得られるはずの利益を逃すことになりかねません。

 

確証バイアス

 

確証画像

確証バイアスとは、自分が持っている情報や経験に基づいて意思決定する際に、自分が正しいと思う情報に偏ってしまうことです。

例えば、同じ商品でも値段が高いほうが良いものだと思いこんでいると、高い商品を選んでしまうことがあります。

あの人が選んだものだから間違いないとか、自分が尊敬する人や憧れでいる人の持ち物に左右されやすくなります。

芸能人の愛用するものが売れるのもこの確証バイアスが働くからです。

選び方には、自分がもっている情報によって偏りがあることを知り、自分で情報を集めて自分自身の判断で選ぶようにすることが大切です。

優越バイアス

優越画像

「 優越バイアス 」とは、「 自分が良い判断をしている 」という自信過剰に陥り、他人よりも自分の判断が優れていると思い込んでしまうことです。

お金を使う場面で、優越バイアスに陥るとこんな危険があります。

例えば、友達と一緒に買物に行った時に、「 自分はもっと素敵な服を選べる 」と思い込んで、値段に関係なく高い服を買ってしまったり、自分のお小遣いで買えるものよりも高いものを買いたいと思ってしまうことがあります。

自分が他人の人より優れているとは限らないので、お金を使う前には、自分の本当の必要性や節約できる方法などをよく考えて判断することが大切です。

現在の快楽バイアス

快楽画像

「 快楽バイアス 」とは、今すぐ欲しいものを手にいれることで得られる快楽や満足感にとらわれ、それが将来的な損失を引き起こす行動につながることを指します。

お金を使う場合、人間はつい「 今すぐ欲しいものを買おう! 」と思ってしまいます。

例えるなら、おやつをもらった時にすぐにたべてしまうような感じですね。

美味しくて食べたい気持ちが先行して、後悔や健康への影響を考えなくなってしまうことがあります。

そうなると後悔することになるので、欲しいものがあっても、必ず考えてから買うようにしましょう。

まとめ

お金を使う時には、確実に使ったら失うものがあるという心理的な影響があるため、より自分の決めたものに固執しやすくなってしまう確証バイアスが働きます。

また、自分が使ったお金に見合うだけの価値があると思い込み、自分の選んだものが優れていると勘違いしてしまう優越バイアスなど、自分の感情に左右されることが多いと理解できます。

そして、今すぐお金を使って得られる快楽を優先して長期的な利益を考慮しない現在の快楽バイアスがあることを理解できれば、小学生でもお金の使い方を見直す事が出来るのではないでしょうか。

より良くお金を使って消費出来るように、行動経済学をもっと学んでみる価値が
ありそうです。