明珠在掌【 みょうじゅたなごころにあり 】この心で今を生きよう

2022年11月14日

輝く玉

誰しも、自分が歩んで来た道を信じられない時があります。

この道で良いのだろうか?

そんな時、学んだ言葉 ❝ 明珠在掌( みょうじゅたなごごろにあり )❞

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

飲食店を経営しながら

カウンセラー活動をしている
よしさん🍀です。

独立して飲食店オーナーになり15年

飲食業界に携わって41年です。

おかげさまでここまでやってこれています。

 

あらゆる業種の中で、

飲食店は最も潰れる割合が高いことをご存じでしょうか。

 

実際にデータで見たときに

飲食店の潰れる割合は、18.9%でした。

他業種の潰れる割合の平均が

10.2%なので、平均の2倍ほど潰れる割合は高い状況です。

そして、飲食店の6割が開業3年未満に潰れています。

逆に、3年以上持ちこたえた飲食店の潰れる割合は低くなっています。

 

○ 開業してから3〜5年の飲食店の潰れる割合は約13.9%

○ 開業してから6〜10年の飲食店の潰れる割合は14.1%

○ 開業してから11年以上の飲食店の潰れる割合は10.2%

となっています。この主な原因としては、運転資金が尽きてしまうからです。

 

飲食店の場合は、大掛かりな設備投資が必要になるため、

開業資金だけでもかなりの高額になります。

 

その上、商品単価が低く、人件費もかかります。

さらに、競合ライバルが強い( 相手は一流の料理人・老舗の店舗・コンビニ
大手チェーン・スーパーなど )本当に生き残るには大変な環境です。

 

企業でも10年持てば良い方だといいます。

 

独立して10年持ちこたえられたのは

素晴らしいと言われますが、今でも厳しい状況は変わりません

 

自分には、もっと他にやれることが

あるのではないか、と考えたこともあります。

 

体力的にいつまで働けるのか不安もありますが、

39年もの間、飲食業界に関わってきた自負があり

積み重ねてきた長い年月は、私にとって大切な財産でもあります。

 

私自身、お店が上手くいかないと

あれもこれもやらなければ、と右往左往してしまいますが

小さなお店が生き残るためには、

「 自分は何で勝負するのか? 」「 何で勝負できるのか?」

を軸に行動することの大切さを改めて実感しています。

 

誰しもが焦ってしまうと、遠くにある蜃気楼のような
本当にそこにあるのかわからないものを
追い求めてしまう傾向がありませんか?

 

それが全て間違っているとは言えませんが、
少し立ち止まって落ち着くことも必要です。

 

今回ご紹介する「 明珠在掌 ( みょうじゅたなごころにあり ) 」

という禅語はそんな事を説明した禅語になります。

掌とはその名の通り「 手のひらの意味 」で、

「 透明で曇りのない宝石は、すでにあなたの手の中にありますよ 」という事を意味しています。

「私達は肝心の《いま、ここ》を捨て、どこかよそに幸せを求めていきがちであるが、それは決して幸福を得る道ではない。幸福とは他から与えられるものではなく、自ら発見して掴み取っていくものである。

与えられるものを待っているのではなく、マイナスの中にプラスを発見し、耕していくところに人生の生きがいはある。両手の掌に鋤(すき)や鍬(くわ)を持って一所懸命に耕していくことによって掌の中に明珠がつくられていく。

幸福は足下にあり。このことを忘れず日々の生活の中から幸福を見出し、豊かな人生を築いていきたいものです。」という言葉
明珠とは透明で曇りのない珠玉、いわゆる宝石を意味しています。
  引用元 『 致知 』松原泰造氏の教えより

 

自分が今まで積み重ねてきた、この長い年月が私の宝石なんだと氣付きました。

明日からまた感謝の想いを込めて行動していきます。

最後までお付き合いいただき

ありがとうございます。

皆さまの幸せをを心から願って信じていますね。