飲食店を始める夫婦必見!ありがちな失敗と成功の秘訣5選
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夫婦で起業することは、信頼関係があり強力なビジネスパートナーシップを構築できます。
その一方で、起業するための準備や乗り越えなければならない課題があるのも事実です。
この記事では、夫婦経営の飲食店が陥りやすい失敗をもとにどのように準備や対策をすればよいかを紹介します。
夫婦で飲食店経営したい人には必見の内容になっています。
夫婦経営の飲食店がうまくいかない理由5つ
夫婦経営が上手くいかない理由はどこにあると思いますか?
「旦那に能力がなかったから」「妻が協力的ではなかったから」でしょうか?
夫婦経営においてうまくいかない理由は重要な問題を放置しているからです。
重要な問題とは夫婦間のコミュニケーション不足です。
では、コミュニケーション不足による夫婦経営が上手くいかない理由を5つ紹介します。
① 開業のタイミングを間違える
② 同僚ではなく家族になっている
③ ミーティングをしない
④ 家庭で呼ぶ名前を使う
⑤ 相手に対して敬意を忘れる
①:開業のタイミングを間違える
飲食店を開業するタイミングは9月~10月ごろがいいと言われています。
理由は、12月は飲食店が忙しくなる時期なので、その前に体制を整えられるから。
ですが、これだけで開業を判断するのは危険です。
開業するタイミングで子供にまだ手がかかる場合は、家事や育児のサポートが必要になる可能性がでてきます。
「育児のサポートはどうするのか?」「家事の役割分担は?」「赤字になった場合はどうする?」これらの課題をしっかり夫婦で話し合うことです。
育児のサポート体制があるのなら若いうちに独立したほうが体力的にも有利です。
しかしサポート体制がない場合は家事や育児で奥さんの負担も大きくなり夫婦間の衝突の原因にもなります。
それよりも夫婦でじっくり計画を練って始めても遅くはないです。
子供たちが成人してから、夫婦で飲食店を経営されている方はたくさんいます。
②:同僚ではなく家族になっている
夫婦が一緒にお店や会社を経営する時の問題点の一つは、「同僚ではなく家族として接してしまう」ことです。
家では夫婦は家族としてお互いに接しますが、仕事の場では仕事仲間としての関係が必要です。
でも、家での親しさが仕事に影響することがあります。
これによって、仕事の指示がはっきりしなかったり、誰がどの仕事をするのかがわからなくなったりすることがあります。
また、夫婦の個人的な問題が仕事場に持ち込まれると、仕事の効率が悪くなったり、仕事場の雰囲気が悪くなったりすることもあります。
このように、夫婦が一緒に働く時は、家族としての関係と仕事仲間としての関係をきちんと分けることが大切です
③:ミーティングをしない
夫婦経営の飲食店における問題点として、「ミーティングをしないこと」が挙げられます。
家庭内のコミュニケーションが円滑である一方で、ビジネスに関する正式な話し合いが不足しがちです。
これにより、業務の進捗状況や問題点を共有する機会が減り、結果的に意思疎通のズレや業務の非効率が生じることがあります。
また、夫婦間では「言わなくてもわかるだろう」という考えが根付きやすく、具体的な指示や意見交換が行われないことが多いです。
定期的なミーティングを設けることで、ビジネス上の課題を明確にし、夫婦間での役割分担や目標達成に向けた具体的な計画を立てることが重要です。
④:家庭で呼ぶ名前を使う
夫婦経営の飲食店での問題点の一つとして、「家庭で使う名前で呼ぶ」ことが挙げられます。
家庭で使う名前で呼び合うことにはいくつかの弊害があります。
まず、職場の他の従業員に対して不公平感を与える可能性があります。
例えば、他の従業員が正式な役職名や敬称で呼ばれる中で、夫婦間だけが親しい呼び名で呼び合うと、一部の従業員が距離感を感じたり、特別扱いされていると感じるかもしれません。
また、家庭の延長線上で仕事をすることになり、プロフェッショナルな距離感が保たれにくくなります。
これにより、仕事の評価やフィードバックが感情的になりがちで、公正な判断が難しくなることも考えられます。
さらに、夫婦間の個人的な問題が職場に持ち込まれるリスクも増え、業務に支障をきたすことがあります。
これらの理由から、夫婦経営の際には、職場と家庭の区別を明確にし、プロフェッショナルな環境を保つことが重要です。
⑤:相手に対しての敬意を忘れる
夫婦経営における問題点の一つとして、「相手に対して敬意を忘れる」ことがあります。
これは、ビジネスとプライベートの境界が曖昧になることによって起こりやすい現象です。
例えば、朝のゴミ出しを頼んだに忘れて出勤した夫にイライラしてしまう。
そのような状態でお店で夫から指示されてもなんか腹立たしく感じてしまいます。
夫婦で経営する場合、日常生活の中での関係がそのまま職場に持ち込まれることが多く、結果としてお互いの意見や役割に対する敬意が薄れてしまうことになります。
このような状況では、コミュニケーションがうまく取れず、意見の衝突や感情的な対立が生じやすくなります。
夫婦経営が成功するためには、互いに職場の同僚として尊敬を持ち続け、明確な役割分担とルールを設けることが重要です。
夫婦経営に向いていない人
● 長時間の仕事に耐えられない人
● お互いの意見を素直に聞けない人
● 感情を仕事に持ち込む人
以上の3点にどちらかのパートナーが、一つでも当てはまる人は厳しいことを言うようですが「夫婦経営」は辞めたほうが良いです。
一人で経営するか、雇われて働いたほうが借金を背負うリスクは避けられます。
夫婦経営に向いている人
● お互いを尊重できる人
● 相手の良い点を見つけるのがうまい人
● 仕事と家庭をわけて考えられる人
● 忍耐力と体力がある人
● 問題を他人のせいにしない人
以上の5点にどれか当てはまる人は夫婦経営がおすすめです。
夫婦経営で飲食店を開いたほうが、成功する確率も上がります。
次は、夫婦経営の飲食店を成功させるポイントを5つ紹介します。
夫婦経営を成功させるための5つのポイント
① 3年後の明確な目標をたてる
② お互いの強みを生かした役割分担
③ 定期的な現状の理解と問題解決のミーティングを実施
④ 敬意をもって名前で呼ぶ
⑤ 感謝は言葉と態度で示す
成功させるためには、夫婦の関係を改善することが1番の近道です。
お店の経営が悪化してきたら外部の要因に目を向けがちですが、まずは内部に目を向け自分たちが出来ることから始めるのが効率もよく効果的です。
それでは、夫婦関係を改善してお店の成功へ導く5つのポイントを紹介します。
①: 3年後の明確な目標をたてる
お店をオープンさせるときにやって欲しいことがあります。
それは「3年後自分たちが辿り着きたい目標」を夫婦で話し合って欲しいのです。
飲食店の経営は、「3年目を乗り越えられるか?」で生存確率が決まります。
夫婦経営では、子供の育児、両親の介護、お互いの老後などいろんな問題が出てきます。
その時に「3年後の目標」がなければ、問題を乗り越えるための解決策をうまく立てられません。
解決策を立てても改善されない原因は、症状に対して対策を打とうとするからです。
例えば、ガゼをひいて熱が出たら風邪薬を飲みますよね。
「当然だ!」と思われたかもしれませんが、これは症状を抑えたに過ぎず、根本的な問題を解決していないのです。
風邪をひいてしまうのは、体力が低下していたり、栄養が偏っていたりすることが原因の一つかもしれません。
そういった原因に気づかないと、また風邪をひいてしまいます。
目標である「あるべき姿」を理解していないと出ている症状を抑えるだけになります。
症状を抑えるだけでは、いつまで経っても問題は改善されずに同じことの繰り返しです。
問題を解決するためには、3年後に辿り着きたい姿をはっきり描くことです。
そして「3年後に辿り着きたい目標」から逆算して日々の行動に落とし込んでいけば問題が発生することも減ってきます。
②: お互いの強みを生かした役割分担
夫婦経営ではお互いの強みを生かした役割分担が必要です。
役割分担がはっきりしていないと、以下の問題が生じます。
1: 自分がなにを担当すべきかわからないと効率がさがり誤解や不満につながる
2: 得意でないことを無理やり引き受けるとストレスの増加になる
3: 夫婦間での衝突が増える原因になる
このような問題を起こさないためにも、強みを生かした役割分担を決めましょう。
強みは自分では気づかないことがほとんどです。
自分の強みを知るためにも、奥さんや友人、ご両親に聞いてみてください。
お互いの強みを聞くことで新たな視点が得られることがあります。
自分の本当の強みがわかると思います。
③ 定期的な現状の理解と問題解決のミーティングを実施
夫婦経営では日常業務に追われ、ミーティングの時間を取る余裕がないので仕事の話を家庭内で自然に行ってしまいます。
また、夫婦であるために、お互いの考えや意見を常に理解していると過信し、ミーティングの必要性を感じないことも。
ミーティングを実施することで事業の目標や計画を共有し、進捗状況を確認することで、夫婦ともに同じ方向に向かって努力することができます。
また、目標達成に向けた課題や障害を早期に発見し、対応することが可能です。
ミーティングを通じてお互いの意見を尊重し合うことで、夫婦間の信頼関係が強化され、協力体制が強化されます。
④ 敬意をもって名前で呼ぶ
家庭で使う名前でよぶのではなく、相手の名前を敬意をもって「〇〇さん」と呼ぶことで、互いの尊重と信頼感が高まります。
(違和感があれば奥さんの旧姓で呼んでもいいです)。
繁盛しているお店ほどこの点はきっちりしています。
「〇〇さん」と呼ぶことで、コミュニケーションが円滑になり、誤解や対立が減少します。
また、対等な関係を保つことができ、仕事においてもより効果的な連携が期待できます。
さらに、お互いの役割や貢献を認識しやすくなるため、やる気も出て業務効率の改善にもつながります。
このように、敬意をもって「〇〇さん」と呼ぶことは、夫婦経営における問題点を解消し、健全なビジネス運営をサポートする上で重要な要素となります。
敬意を持って名前を呼ぶ姿は周りで働くスタッフにもよい影響をもたらします。
⑤ 感謝は言葉と態度で示す
「感謝を態度や言葉で示す」ことは、夫婦経営において関係性を強化し、事業の成功にも寄与する重要な要素です。
これを習慣化することで、より健全で生産的な経営環境を築くことができます。
「感謝や喜びは言葉にしないと伝わらない」思っているだけではだめなんです。
言葉だけでなく、態度でも感謝の気持ちを示すことが出来ればベストです。
例えば、忙しい時にパートナーのために時間を割く、相手の意見や感情を尊重する、またはサプライズのプレゼントなどを通じて感謝の気持ちを表現することができます。
日常の忙しさに流されず、3年後の目標を達成するためにも常に感謝の気持ちを持ち続けることがで大切です。
この記事のまとめ
夫婦経営で気を付けるべきこととして、目標を立てる、お互いの強みを活かす、定期的なミーティングを行う、敬意を持つ、感謝を言葉や態度で示すなどを説明してきました。
これらは会社で働く上では「当たり前」のことかもしれません。
ですが、夫婦経営ではこの「当たり前」が意外と難しくなるものです。
理由は、夫婦経営では家庭と仕事場が一体化し、同じ場所、同じ時間を過ごすためです。
共にいる時間が長くなると、相手の存在が「特別」ではなく「当たり前」に感じられるようになります。
特にお店が軌道に乗ってくると、緊張感が薄れ、家庭でも仕事場でも相手がしてくれることを当然と捉えがちです。
その結果、相手の欠点ばかりが目に付き、不満が募ることになります。
だからこそ、「夫婦は他人から始まった関係である」という基本に立ち返ることが重要です。
家庭でも仕事場でも、「やってくれて当たり前」ではなく、「ありがたい」という感謝の気持ちを常に持つことが、夫婦経営の成功につながります。
そして何より、お店を一番理解し、誰よりも応援してくれるのは奥さんだということを忘れないでください。
これが夫婦経営の飲食店が成功する秘訣です。
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