夫婦経営の飲食店が最悪にならないために!無駄に怒らない人の3つの習慣【アンガーマネジメント】

2024年12月11日

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夫婦で飲食店経営を行う場合、仕事と家庭の個人的な問題が密接にからみあうため多くの課題が出てきます。

課題の中で一番厄介なのが夫婦関係の悪化です。

夫婦関係の悪化はお店の雰囲気も悪くなり業績にも影響をおよぼします。

そうなれば、「離婚」という結果にも。

「離婚」という最悪な結果にならないために重要なスキルが「アンガーマネジメント」です。

この記事では、夫婦経営が最悪の状態にならないために、私が読んだアンガーマネジメント入門 怒りをゼロにする心のコントロール術の「無駄に怒らない人の3つ習慣」を通してアンガーマネジメントを紹介しています。

「アンガーマネジメント」を理解し実践すれば、適切な方法で感情をコントロールし、建設的なコミュニケーションが維持することで、お店の成功と夫婦関係を健全に両立させることが出来ますよ。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントは怒らないことを目指すものではありません。
違いを受け入れ、人間関係を良くするトレーニングです。
怒らないことを目的にするのではなく、怒る必要のあるときは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。

引用元:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

「怒り」はもともと生きるために必要な感情です。

ですが、現代人は昔に比べて「怒りをコントロールする」ことに慣れていません。

「怒り」を抑えようとしてかえって爆発させることが多いくらいです。

それほど現代社会において「怒りのコントロール」が難しくなっているのです。

アンガーマネジメントは体得することのできる技術です。

「怒らない」のではなく、適切なところでは「ちゃんと怒り」無駄に怒らないようにすることです。

無駄に怒らない人の3つの習慣を理解して実践すれば「ちゃんと怒り」「無駄に怒らない」これができるようになります。

では、無駄に怒らない人の3つ習慣を紹介しますね。

無駄に怒らない人の3つの習慣

無駄に怒らない人の3つの習慣

①:「~べき思考」を変える

②:「言葉のスイッチをいれない」

③: リクエスト上手になる

引用元:アンガーマネジメント入門 怒りをゼロにする心のコントロール術

無駄に怒らないようになれば、心の安定は確実に上がります。

私も「無駄に怒らない人の3つ習慣」を実践してから、心の平安を取り戻せました。

おかげで妻との会話でも笑顔が増えて来ましたし、不思議と朝の目覚めもスッキリしています。

それでは、「無駄に怒らない人の3つの習慣」を解説していきますね。

1:「~べき思考」を変える

「~べき」って考え方は、何かが必ず「こうでなければならないとか、こうするべきだ」ってと思うことです。

この考え方が強いと、自分にも他人に対しても厳しくなります。

そして、他人の行動が自分の期待に合わない時に短気になって、通常は気にならないことでもイライラしやすくなりがちです。

この状態が続けばストレスになり、疲れますよね。

また「~べき思考」自体が悪いわけではありません。

「~べき思考」は社会的なルールや道徳的な価値観を守るための指針となります。

「~べき思考」に囚われ過ぎずるのが良くないのです。

だから『「~べき思考」をかえる』必要があります。

「~べき思考」を変える方法を3つ紹介します。

①:認識を変える

「~べき」という思考を持つと、自分自身にプレッシャーをかけ心が休まらない状態をつくりがちです。

そこで、「~べき」といつ言葉よりも「~したい」と前向きな考えにしてみるのです。

例えば、「必ず挨拶はするべき」を「自分は挨拶したいからする」に考えを変えてみます。

そう考えれば、相手が挨拶を返さなくても、「自分がしたいから挨拶した」で終わることが出来ます。

相手の行動は関係なく、自分の気持ちを大切にしたという結果だけが残り相手に対しても寛容になれますよ。

今では夫婦喧嘩したあとでもしっかり挨拶だけはしています。

②:現実を受け入れる

「現実を受け入れる」とは、自分も相手も完璧ではないと認めることです。

完璧を目指しすぎると、自分や相手に対して高い基準を求めてしまい達成できないと自己や相手に対して評価を下げてしまします。

それではストレスがたまり、パフォーマンスの低下につながります。

誰でもミスをするしそれが普通なんです。

大事なのは、そこから学んで次に生かすことです。

私も失敗したら「ごめんなさい」やってもらったら「ありがとう」は必ず言うようにしています。

③:今ここに集中する

「今この瞬間に集中する」ことで、「~すべき」という思考から離れることができます。

「今この瞬間に集中する」とは、過去の失敗や未来の不安にとらわれず、今の目の前にあることに意識を向けることです。

例えば、子どもを叱るとき、過去の出来事を思い出して「また同じことをしている」とイライラしてしまうことはありませんか?

このような場合、頭の中で「こうするべき」という考えにとらわれ、過去の出来事を思い出し無駄に怒ってしまいます。

でも、怒られている子どもからすると、なぜ自分が今怒られているのか理解できず、効果的な叱り方にはなりません。

無駄な怒りは、「~すべき」という思考が過去の出来事を掘り返したり、まだ起こっていない未来を心配したりすることにあります。

「今この瞬間に集中する」ことで「~すべき」という思考が減り、冷静にその場に適した対応ができるようになります。

冷静に対処できれば仕事場に家庭の問題を持ち込むことは減りますよ。

2:「言葉のスイッチをいれない」

人に注意するときに”ついつい言ってしまう余計な一言”ありますよね。

それを口にしたばかりに怒りが増して止まらなくなってしまうこと

それが「NGフレーズ」です。

「アンガーマネジメント入門 怒りをゼロにする心のコントロール術」を読んだときに自分自身 も「そうなんだよね~!」と納得したフレーズです。

言葉のスイッチを入れない【NGフレーズ】

①:なぜ? どうして?

②:毎回 必ず 絶対

③: 前もそうだった

④:ちゃんと しっかり

引用元:アンガーマネジメント入門 怒りをゼロにする心のコントロール術

以下で「4つのNGフレーズ」を紹介して、対処法を詳しく解説しますね。

①:なぜ? どうして?

ミスや失敗の原因を論理的に探ろうとして相手に使ってしまうのが「なぜ? どうして?」。

怒られれている本人にからすれば「なぜ?どうして?」と聞かれても尋問されているようで頭はパニックになるだけです。

前の章でも説明しましたが、「人はミスもするし失敗もする」。

大切なのは、そのミスや失敗を次にどう生かすのかです。

「なぜ? どうして?」と問うのではなく「どうすればできる?」と前向きな質問に変えることです。

建設的な答えを一緒に考える姿勢を示すだけでも違ってきます。

感情的にならずに「どうしたらできるのか?」を考えるようにするのが効果的です。

②:毎回 必ず 絶対

注意することが多くなるとその相手に対して、「あぁまたか・・・」「やっぱりな」と最初から失敗すると決めつけてしまうことがあります。

その時に使うフレーズが「毎回 必ず 絶対」です。

これは相手に対して「やっぱり失敗した」と決めつけてしまう言葉です。

こうやって決めつられると、相手は「そうではない!」と反発を生むだけです。

相手は素直に指摘を受け入れられなくなります。

ここでも、「今この瞬間に集中」を使い今ある問題に集中することです。

③: 前もそうだった

夫婦になると付き合いも長いため、昔のことを引き合いにだして相手を攻めることが多々あります。

その時に使うフレーズが「前もそうだった」です。

責められるのは旦那さん側だと思いますが・・・

私も自身もこのフレーズはよく言われます。(反省してます)

「前もそうだった」と思うのは仕方がないですが、やはり大切なのは今の問題です。

「過去は変えられない、変えられるのは今だけ」と思って注意するようにしましょう。

怒るときは現行犯のときだけです。

④:ちゃんと しっかり

失敗を指摘した後に言ってしまうのがこのフレーズです。

「ちゃんとやろうよ!」「しっかりしてね」

このフレーズもNGフレーズです。

「ちゃんと」や「しっかり」の形容詞は抽象的すぎて相手には伝わりにくい。

なぜならこれらの言葉は、基準がハッキリしないので何をもって「しっかり」や「ちゃんと」なのかを理解できません。

曖昧(あいまい)にしたままだと注意されたことを間違って解釈してしまいます。

相手の解釈とこちらの注意点がずれてしまわないように、「何をどうしてほしいのか?」を具体的に伝えるようにします。

そして、どこまでが出来ていて、どこが出来ていないのかを知らせることが重要です。

3:リクエスト上手になる

相手にお願いしたことや指摘したことをやってもらえなかったときは、「この前、伝えたのにどうしてやっていないの!」「一度言ったのにどうしてやってくれないの!」とつい相手を攻めてしまう人は多いでしょう。

やらない相手が悪いと責めることもできますが、責めて相手にイヤイヤやらせるだけでは、根本的な解決にはなりません。

私にも相手の意見も聞かずに責めてしまった苦い経験があります。

新しいパートさんを採用した時です。

その方は20代で若いお母さんでした。

仕事始めに、まずは、お客さんが来店したら大きな声で「いらしゃいませ!」といってもらうようにお願いしました。

最初は、なれない接客業なので緊張していたのか「いらしゃいませ!」の声がとても小さかったのです。

初日だから仕方がないと思ってその日はそれで終わりました。

次の日になり、「いらしゃいませ!」は大きな声で言ってくださいね、と伝えて様子を見ることに。

ですが、その次の日もまたその次の日も改善されることがなく、「一度言ったのにどうしてやってくれないの!」と言ってしまいました。

頭ごなしに理由も聞かずに怒ってしまったんです。

彼女曰く「自分はちゃんと言っています!」と言ってくるんですね。

私がやってほしい「いらしゃいませ!」と彼女がやっている「いらしゃいませ!」にはズレが起きていたのに気づかなかったのです。

その次の日から彼女は来なくなりました。

この日の経験で相手に対してリクエストする時はお手本を示すようにしています。

そして、出来たら褒めることも忘れずに

仕事をする上で大切なのは、「なぜ?その行動が必要なのか」をしっかり伝えることです。

上司として上の立場にいるときは口だけで一方的に命令するのではなく、「一緒にやろう!」という姿勢も大切です。

やって欲しいことはしっかり「相手が納得し行動を起こせるように」リクエストする、これを心掛けることで無駄に怒ることは減りました。

まとめ

この記事では、「無駄に怒らない人の3つ習慣」を通してアンガーマネジメントを紹介しました。

短気な性格はストレスの原因にもなり高血圧を発症する確率がとても高くなります。

私も短気な性格で、知らないうちに高血圧を発症し「心筋梗塞」で救急車で運ばれています。

この出来事を経験したのがきっかけでアンガーマネジメントを勉強しようと思いました。

勉強した本の中で「無駄に怒らない人の3つの習慣」は特に実践した項目です。

アンガーマネジメントは技術です。

技術なので自分なりに取り組んでいけば成果はでます。

短気が治ったとまではいいませんが、妻からは「あまり怒らなくんなったね」と言われます。

ストレスでイライラすることも減り、朝の目覚めもスッキリしています。

自然と笑顔が増えたので仕事に対して前向きになれました。

夫婦で飲食店を経営するのはたいへんなことですが、笑顔でお互い仕事ができることに感謝の気持ちも湧いてきます。

あなたも「無駄に怒らない人の3つの習慣」を取り入れてみてください。

気持ちが前向きになったのが実感できますよ。

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引用元:ビジネスマップ編集部. アンガーマネジメント入門 怒りをゼロにする心のコントロール術. Kindle版, SMART GATE Inc., 2022.03.22