一人暮らし女子必見!実家から送られる食べきれない野菜の保存方法と簡単レシピ
それは「 食べきれないほどの野菜 」です。
まるで農家の恵みを一挙に受け取ったかのようで、喜びと同時に「これを一体どうしよう」という疑問が頭をよぎります。
「 野菜をいっぱいとらにゃーだちかんぞ 」と昔のカゴメのCMが流行った頃でしたので親心なのでしょうがどうしても消費しきれず、手に負えない状況に。
あなたもこんな経験はありませんか?
● お母さんから野菜が送ってくるが量が多くて処理に困る
● 有り難いけどいつも腐らせてしまう
● 周りのご近所に「 おすそ分け 」できる間柄でもない
こんにちは!
料理人になって40年、独立開業して15年になるよしさんです!
一人暮らしの女性にとって、実家から送られてくる野菜はありがたいけれど、どうしても食べきれないこともありますよね。
そこで今回は実家から送られた食材を上手に保存して無駄なく利用する方法。
実家から送ってくる野菜ベスト5( じゃがいも、かぼちゃ、なす、人参、玉ねぎ)を中心に野菜の保存方法や料理のアイデアを解説していきます。
✅ この記事の内容
● おいしさをキープ!実家からの野菜の冷蔵保存法
● 冷凍保存マスター!野菜を保存する冷凍のテクニック
● 実家から送らてきた野菜を有効活用!食べきれないのはおすそわけか寄付しよう!
● 野菜を使った簡単レシピ
おいしさをキープ!実家からの野菜の冷蔵保存法
そして、冷蔵庫の中は場所によって温度が違います。
● 冷蔵室の温度は0~6度
● 野菜室の温度は3~7度
● チルド室の温度は約0度
「 野菜は収穫後も生きている 」ので、収穫される前の状態で保存されるのが一番いいわけです。
そうなれば、野菜を保管する場所も違ってきます。
実家から送ってくる野菜ベスト5( じゃがいも、かぼちゃ、なす、人参、玉ねぎ)を中心に野菜の保存方法と注意する点を解説します。
《 野菜別の最適温度と保管場所 》
野菜名 | 最適温度 | 保管場所 |
じゃがいも | 7~10℃ | 冷暗で通気性の良い場所 |
かぼちゃ | 10℃前後 | 冷暗で通気性の良い場所 |
なす | 8~12℃ | ラップに包み野菜室 |
人参 | 0~5℃ | 秋~冬常温保存 夏は冷蔵 |
玉ねぎ | 1~15℃ | 冷暗で通気性の良い場所 |
野菜の保存のポイントは「 野菜は収穫も後も今も生きている 」ため、畑にいるときと同じ状態で保存するのがベスト
引用元:「 野菜のトリセツ 」青髪のテツ氏
じゃがいもの保存ポイント
● じゃがいもは常温保存が基本
● 芽や表皮の色を確認する、芽や緑色に変色した部分は取り除く
(ソラニンと言う有害物質があるため)
● 直射日光をさける、日光でクロロフィルを生成してソラニンのもとになる
● 傷や打撲がないかも確認、痛みやすいため
● 通気性も大切、カビや腐敗を防ぐ
かぼちゃの保存ポイント
● ヘタを上にして新聞紙などで包み乾燥から守る。水分を保持するため
● 切らずに保存することで、熟成して甘みがます。
● 夏場は冷蔵庫で新聞紙に包みポリ袋で保存
● カットして保存する場合はタネとワタを取り水気に注意してラップで包み保存
● カットかぼちゃの冷蔵保存期間は3~5日
なすの保存ポイント
● 室温が15℃超える場合は、野菜室で必ずラップに包み保存
● 保存温度が5℃以下が続くと身が縮むのでラップに包みジブロックに入れて保存
● 畑で栽培している状態が望ましため保存する場合は立てて保存
人参の保存のポイント
● 新鮮な人参は乾燥を嫌う。乾燥をさけて新聞紙で包み冷蔵庫に保存
● 人参は水分に弱いので温度と湿度に注意
● 夏はラップに包み冷蔵庫の野菜室、冬は乾燥をさけて新聞紙で包み野菜室
● 人参の切り口は痛みやすいためにラップでしっかり包み3~4日で使い切る
● りんごと一緒に保存すると苦味が出やすくなるので要注意
● 半分~1/3ほどにカットしたペットボトルや牛乳パックにいれ立てて冷蔵庫で保存
玉ねぎ保存のポイント
● 玉ねぎは高温多湿に弱い野菜
● 通気性がよい日が当たらない場所で保管
● 新玉ねぎは基本的に1週間で使い切る
● ネットに入れて吊るすのもOKですが出来ない場合は1個ずつ紙で包む
● カレーなどに使う場合は冷凍してもOK
● 使いかけの場合は必ずラップして保存
● 夏場は冷蔵庫でもOKですがその場合は1個づつ紙で包む
実家から送られてくる野菜のベスト5の保存場所が「 冷暗所の通気性が良い 」が多かったことに氣づきましたか?
送らてくる野菜ベスト5は、日持ちがするものばかりです。
実家からの送られてくる沢山の野菜はありがた迷惑の部分はありますが、そこには「親ごころ」を感じられると思います。
上手に保管して、捨てることのないように次は冷凍保存の方法を解説します。
✅️ 合わせて読みたい記事
冷凍保存マスター!野菜を保存する冷凍のテクニック
《 保存方法・保存期間 長持ちさせるコツ 》
野菜名 | 冷凍保存方法 | 保存期間 | 長持ちさせるコツ |
じゃがいも | 小さくカット | 約1ヶ月 | 水にさらし、水気を切り広げて 冷凍袋で冷凍 |
かぼちゃ | 料理に合わせてカット | 約2週間 | ラップして冷凍保存袋で冷凍保存 |
なす | ヘタをとり 食べやすい大きさにカット |
2週間~ 1ヶ月 |
水気をふいてラップで包み 冷凍保存 |
人参 | 湯でて冷凍すると便利 | 約1ヶ月 | 少し固めに茹でる |
玉ねぎ | 使いやす大きさにカット | 約1ヶ月 | なるべく重ならないように |
《 じゃがいも冷凍保存の注意点 》
● 生で冷凍保存する場合は、皮を向き細切り(ジュリアン)にする
● 茹でた場合は皮付きのままでカットして冷凍
《 かぼちゃ冷凍保存の注意点 》
かぼちゃは皮が硬いので切るときには注意が必要です。
● 丸ごとかぼちゃを切る場合はお尻を切って安定させて切る
● ヘタをくり抜き半分に切り目をいれ、もう反対から切り目をいれ手で割る
● かぼちゃを1/4にカットしたらワタとタネをスプーンでとり切り分ける
( ワタとタネは痛みやすい )
● 面取りをしておくと煮崩れ防止になる
《 なすの冷凍保存の注意点 》
● なすは冷凍すると皮が固くなるので、細かく切り目をいれて冷凍する
● 切って冷凍する場合は10分ほど水にさらして水気を拭いて冷凍
● 冷凍袋に入れて冷凍保存する場合は空気をよく抜く
《 人参の冷凍保存の注意点 》
● 人参は丸ごと冷凍はしない
● 料理の用途にあわせてカットしてから冷凍する
● カットしたら水気を拭いて冷凍保存袋の空気を必ず抜いて冷凍する
● できれば、アルミのトレーにのせて短時間で素早く冷凍させる
● 茹でて冷凍する場合は少し固めにして冷凍する( 仕上げで火が通るのも考慮して)
《 玉ねぎの冷凍保存注意点 》
● 玉ねぎ同士が重ならないように冷凍袋にいれる
● 温度変化の少ない奥の冷凍庫にいれる
● 冷凍した日付を袋に記入しておく
● 丸ごと1個冷凍する場合は皮をむいて上下に「 十文字 」の切り込みをいれてラップに包み
冷凍袋で冷凍する( 切り目を入れることで味が染み込みやすくなる)
食べきれないのはおすそ分けか寄付しよう!
実家から野菜を送ってもらうのは、家計的にも助かります。
ですが、食べきれない量は処分に困ります。
そこで紹介するのは、「 おすそ分け 」
おすそ分けを通じて、友達や隣人とのコミュニュケーションを深めて、新しい人間関係を築く、または既存の関係を深めるチャンスになります。
それ以外でも、自分で使い切れない分を分けることで、食材の無駄を減らすこともできます。
✅ おすそわけの際は注意点も忘れずに
● 量が多すぎると相手も困る
● すぐ食べる前提のものは避ける
● なるべく新鮮なものを
「 おすそ分け 」をする場合は相手の都合を尊重するように、忙しいときや食材のアレルギーがある場合は無理に渡すのは控えるようにしましょう。
友人であれば日頃の感謝の気持を添えて「 おすを分け 」をすれば、お互いの関係性も良くなります。
※ 隣人が男性の場合は、相手が誤解しないように注意が必要です。
《 おすそ分けする相手がいない場合 》
野菜をおすそ分けをする相手がいない場合はNPOなどの団体や「 子ども食堂 」を運営されている団体にも寄付できます。
コロナの影響で職を失い食事にさえ困窮されているかたは全国に多くおられます。
せっかく実家からの贈り物を無駄にしないためにも、「 寄付 」などを活用すれば全国の困窮者の支援活動になりフードロスも防ぐことができます。
野菜や食材を渡す際には、清潔な状態で提供するように心掛けましょう。
食材の品質を保つことが大切です。
※ 注意して欲しいのは、NPO団体や子ども食堂に寄付する場合は前もって連絡を取ってから送るようにしましょう。
野菜を使った簡単レシピ
実家からたくさんの野菜をどうせなら最大限に活用して、料理を楽しんでみませんか?
《 作り方 》
まんべんなく乗せる
ふってもOK
パセリを冷凍して、冷凍パセリを包丁を使い、まな板の上で細かく刻むと簡単にできます。パスタなどのトッピングにも使えますので一度作っておいて冷凍で保存すれば日持ちもします。
まとめ
野菜を無駄なく使うことは、食品ロスの削減につながります。
食品ロスは資源の無駄遣いであり、環境への負荷を増やします。
また、生産に携わる人々の労力や資源も無駄になります。
野菜を無駄なく使うことで、家計の節約にも繋がりますし、栄養豊富な食事を取ることができて、健康を気遣う実家のご家族も安心します。
さらに、野菜を無駄なく使うことは、食文化や料理の工夫を生み出し、食卓を豊かにします。
食が豊かになることは人生に於いてとても大切です。
地球環境や社会経済にも優しい、持続可能な生活を実践するためにも、野菜を無駄なく使うことはとても重要なのです。
あなたの生活がより良いものになることを祈って
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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